2012年 11月 01日
その石の名は・・・
こんにちは、
リブコンテンツの田原です。
久しぶりに
「それぞれのエピソード」を
ご紹介します。
このブログの表紙にもなっている
Mさんのお宅のキッチン。
一番のこだわりどころは
カウンターに使った【石】でした。
天然石やモザイクタイルや木・・・
ニュアンスのある素材を
カウンターに使えるのも
オーダーキッチンの魅力の一つですが
なんせ火や水や油や
醤油やお酢やジュースやお茶・・・
何でもかんでも
受け止めなくてはいけないカウンターは
キッチンで最も酷使される場所?!
そんなわけで
キッチンのカウンターに使える石は
実はそんなに多くなく
やはり定番は御影石という種類の
固くて水が染み込みにくい石です。
「白っぽい石がいいな~」
「汚れが目立たないように
模様があった方がいいかな」
とMさん。
(だったら白御影かな~、と私)
「あ、でも模様と言っても
ゴマ塩みたいなのはNG。
墓石みたいになっちゃうから」
「とにかく模様が大きいのが希望」
ここまでは
はい、わかりました(^-^)/
と余裕たっぷりな私。
実はこれまでも
「墓石みたいなのはイヤ。
大きな模様の白御影石で」
というご要望は何度かありました。
で、そのときに集めた見本をお見せして・・・
「う~ん、なんかもっと違う感じ」(Mさん)
またまた見本を集めて・・・
「う~ん、もっと他にないですか??」(Mさん)
いろいろ調べて集めて・・・
「・・・なんか違うな~」(Mさんと私)
実はMさんはデザイナー。
「こんなもんでいいでしょ」
なんて妥協は許されません。
かれこれお10数種類の
白御影石のサンプルを集めて
ようやくGOサインが出たのです。
「ところで田原さん、この石、なんて名前?」
そう、石にはそれぞれ名前がついていて
ジンバブエ、とか山西黒、など
産地が由来のものもあれば
インパラブラック、ポテチーノクラシコ、
ビアンコカララ、などなど、
色・・?という由来のものも。
さんざん探した後だったので
どんな名前なのか
Mさんも気になったんですね。
その白御影石の名前は・・・
【中国産、439C】
「・・・名前がないってこと?」
「いえ、あ、その・・・
ヨンサンキュウシーという名前じゃないですか?」
このお仕事を通して
妥協しないということの大切さを
学んだ私でした(^-^)
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